結婚式招待状の表紙の種類・加工方法について

ココサブの表紙や中紙の紙の厚みについて

封筒印刷内容 用紙種類 適量(㎏) 坪量(g/m2)
招待状 中紙 上質紙 110㎏ 96g/m2
返信はがき 上質紙 180㎏ 157g/m2
封筒 ケント紙 160㎏ 140g/m2
席次表 中紙 A4 上質紙 110㎏ 96g/m2
席次表 中紙 A4ワイド 上質紙 110㎏ 96g/m2
席札 上質紙 180㎏ 157g/m2

紙の重さ・厚さ・種類を表す、独特の表現「坪量」と「連量」

紙には様々な種類がありますよね。
新聞紙やコピー用紙、方眼紙や和紙、厚紙などなど、挙げていけばきりがありません。

しかし、すべての紙は、パルプを水に溶かして乾燥させたもので、製法は同じです。
同じ種類の紙でも、少しの厚さや重みの違いで、さらに細かく区別されるのです。

紙の重さや厚さを表す単位があるので、ご紹介します。

坪量(つぼりょう)とは?

紙の重さを表す種類に「坪量」があります。
坪量は、「g/m² 」で表されます。
この表記を見て分かる人も多いと思いますが、「1平方メートルあたりのその紙の重さ」のことです。

「測る度に、わざわざそんなに大きな紙を作らなきゃいけないの?」と思う人もいるかもりれませんが、これは「仮にこの紙をそのサイズにしたら」という重さであり、実際に毎回測るわけではありません。

その紙の質量のようなもの

1平方メートルと言うのは便宜上サイズを統一しているだけで、実際は相対的なその紙の質量のようなものだと考えてください。
この坪量が紙ごとに測定されていることによって、その数字を見ただけで、重さだけでなく、だいたいの厚さも、予想できるというメリットがあります。

ちなみに一般的なコピー用紙は、64g/m2で、官製はがきは209g/m2とされています。
はがきは、1枚が分厚い分、坪量も大きくなるんですね。

ペラペラの薄い紙を結婚式の表紙にするのは嫌ですよね?
ココサブの招待状や席次表の表紙は、157g/m2以上の厚手の紙を使っています。

また、招待状、席次表の中紙は96g/m2と、一般的な普通紙を2枚重ね合わせた程度の厚みがあります。
両面印刷しても透ける事がありません。

封筒も140g/m2と厚手の封筒で安心してお使いいただけます。

連量(れんりょう)とは?

もうひとつ、紙の重さを表す単位に「連量」があります。
「110㎏」「135㎏」「180㎏」など、(㎏)で表す場合もあります。

これは、その紙を1000枚重ねた時の重さです。(1000枚の紙の束を連といいます)
この(㎏)は、「原紙1000枚分の重さが何㎏になるか」で、紙の厚さを表すのです。

上記の坪量と違い、サイズは決められていません。ですので、紙のサイズが大きくなればなるほど、連量も増えていきます。
ただ、計量の仕方としては、ずいぶんアバウトな気もしますよね。

製紙メーカーや紙商、印刷会社などの間で取引する場合には、紙を大量に取り扱うことが多いので、このような単位が使用されるのだそうです。
普通の感覚からすると、この連量というものが、最も理するのに時間のかかる表現かもしれません。

四六版換算

連量も、重ければ重いほどその紙は分厚いと考えることができますが、サイズが決められているわけではないので、場合によっては非常に大きなサイズだから連量も重くなる、ということもあります。
そこで、流通量の多い四六版に合わせて連量を測定するという方法も取られています。

一般的にはこの「四六版換算の連量」が、その紙の厚さを表しているとされます。
厚さなのに「kg」で表現されるというのもなんだか不思議な話です。

重さは紙の密度でも変わる?

紙の重さは、主に連量で表されます。

しかし、この方法では正確な厚みまでは計測することができません。
その紙の密度(緊度)によって、厚みも変わってくるのです。

また、紙の密度は、強度、不透明度、光沢度、腰、紙くせなどの品質特性にも大きく影響します。
紙の密度は、その紙の製造時にどれだけの圧力を加えたかによって変わってきます。

厚みの単位は特殊ではない。

その紙の正確な厚さを測る単位は「µm(マイクロメートル)」です。マイクロとは、100万分の1ですので、1µmは、1/1000000mです。例えば0.123mmの紙は、123µmと表記されます。
これまでの坪量や連量と違って、独特の単位ではなく、しかも正確なのでスッキリしますよね。

なお、「µm」はmを省略して「µ」と単独で表記され、「ミクロン」と読まれていたこともありましたが、「µ (ミクロン)」は、計量法が改正されたことで今では法定計量単位から除外されています。
しかし、その名残なのか、現在でも口頭では「µm」を「ミクロン」と呼ぶ人も多いようです。

独特の表現、しかし、業界人にはこれが一番?

印刷・製紙業界で使われてきた「坪量」「連量」という独特の単位。
その言葉自体も、独特の響きがあります。

一般の人にとっては、その仕組みもはじめて知った時には違和感があるかもしれませんが、「業界の人たちにとって分かりやすい」という基準で使われてきたのであれば、納得です。

紙の種類

紙の厚み

紙の種類は計り知れません。星の数ほどあるかのように思います。
画用紙のように凹凸があって、ザラザラしている紙は、水彩画風のイラストとよく合い、あたたかい雰囲気が出ます。

ツルツルと光沢のある紙は、高級感があるのですが、片面だけツルツルしている紙だと取扱いに注意しないと湿気で丸くしなってしまう場合があります。

ココサブの「クロノス」で使われているヌメリ感があるイタリアから輸入している高級紙も、ヌメリ感があるゆえに、しばらくそのままにしておくと一枚一枚くっついてしまい、とれなくなってしまう恐れがあるので、取扱いに注意が必要です。

また、湿気が多いところに放置すると、カビが発生する心配もあるので、乾燥したところに保管します。

紙と箔押しの相性もあり、相性が悪い紙では、金箔がうまくつかずにまばらについたり、ついても薄らとしかつかなかったり、剥げてきたりします。

ココサブでは、何種類もの紙を加工し、サンプルを作って、デザインにもっとも合う雰囲気の紙、加工方法を選んでいます。

箔押し加工

箔押し加工

箔の色も何種類もあります。ココサブでは主にゴールド、シルバー、ホログラムを使っています。
ゴールドだけでも十種類以上あり、赤みがかったゴールドや、青みがかったゴールドまで、よく見ると若干色が異なります。

また、艶あり、艶なしなどもあります。ココサブでは、用紙の色に応じて、用紙に一番合ったゴールドを選んで箔押ししています。

「シャルトル」のデザインは、大聖堂のステンドグラスをイメージしたもので、繊細なデザインが施されているのですが、こちらはキラキラ輝く細かめのホログラムの箔を使用しています。

「ユリシス」」の蝶の羽の部分に使われている箔は、ブルーの荒めのホログラムです。蝶の羽が角度によって変化し、存在感がアップしました。

箔は、用紙によってはしっかりと載らない場合もあり、特に「シャルトル」は繊細なデザインなので用紙によってその違いがはっきりと表れました。

高級紙の中できれいにホログラムが載る用紙を探すのに苦労しました。何種類もの用紙でサンプルを作り、一番きれいに仕上がったものを選びました。

エンボス加工

エンボス加工

エンボスとは、浮き出し加工のことです。
ココサブのペーパーアイテムのデザインの中では、「ルクール」や「ハートの馬車」などに使われています。

「ハートの馬車」はエンボス単体で使われていますが、「ルクール」は、エンボスの上に箔押しが施されているデザインで、ゴールドの箔のデザインが浮き上がっていて、箔押しだけの状態よりも高級感が増しています。

印刷のみのペーパーアイテムと比べて、加工されていればされているほど、時間も手間もかかっているので、その分価格も高くなっています。

金額は、用紙にもよりますが、印刷のみが一番安く、箔押し加工、エンボス加工、トムソン加工など、加工してあるものほど高くなります。

トムソン加工

トムソン加工

トムソンとは、型抜き加工のことです。
ココサブのペーパーアイテムのデザインの「ハートの馬車」の真ん中のハートの部分や、「シャルトル」のデザイン内に使われています。
こちらは、機械で型抜きしたものを手作業で一枚一枚とっています。
なので、通常よりも時間と手間がかかってしまいます。

トムソン加工することによって、中紙に印刷された文字や写真を表紙が閉じた状態でも見えるのでオシャレです。
トムソン窓からふたりの写真や、結婚式の日付、ふたりの名前(イニシャルでもOK)など、お好きに掲載してください。