結納の儀について

カナダには日本でいうところの結納の儀がありません。
日本式の結納の儀では、新郎側が結納金を用意し、家具や電化製品は新婦側が用意するとされていますので、新郎側の結納金で新婦が家具や電化製品を買うということならば、それに比較的近い場合もありますので、カナダ式結納の儀はあるともいえます。

結婚式披露宴について

結婚式披露宴はカナダでよく行われています。
結婚式披露宴の費用は、食事の費用については新婦側が負担し、アルコールなどのドリンク類を新郎側が負担するというように、結婚式の費用を新郎と新婦で折半することが多いといえます。

結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?

家族や親類、友人などが結婚式披露宴に招待されます。

人数は20人くらいから100人以上のものまで、そのカップルによって大きく異なっているといえ、現地のカナダ人の新郎と日本人新婦の国際結婚の場合、人種のるつぼ状態といえます。

結婚式にかかる費用について

結婚式にかかる費用はカップルによって様々です。結婚式の規模や結婚するカップル、呼ぶ人数によっても大きく変わってきます。

しかし、多くのカップルの場合は教会での挙式とレストランでのディナーかランチなどを組み合わせる場合が多いといえます。
大体のところで、100万円以内という人が多いようです。

ご祝儀について

カナダでは日本のようにご祝儀を結婚カップルにわたす習慣がありません。

代わりに、新郎と新婦は欲しいものをリストにしておくという習慣があります。
これを見てゲストは二人が欲しいものを用意するということになっています。

引き出物の内容や数について

カナダでは日本のような引き出物を用意する習慣がありません。この点も日本の結婚式と大きく異なる点といえます。

新郎と新婦が欲しいものリストを作成し、結婚質の当日に式にもっていくという習慣があります。日本とはずいぶん異なっています。

二次会について

二次会は、レストランでランチまたはディナーをする場合が多いといえます。

この点は日本とよく似ています。
新郎新婦を囲んで、両親や友人によるスピーチや、お祝いの歌などが披露されます。
二次会はレストランであることも多いですが、自宅で開かれることもあります。

結婚式後の風習について

結婚式後は何といっても、親戚、知人にお祝いされてハネムーンに出かける夫婦が多くいます。
ハネムーンの行先は国内や海外などの観光地が人気です。結婚式後しばらくたってからハネムーンに出かけるカップルもいます。

その他、地域独特の儀式やしきたり

結婚式の二次会などのスピーチの後で、友人たちによるパフォーマンスが行われます。
そのパフォーマンスで、地域独特の楽器を演奏して歌を歌ったり、地域で作られた衣装を身につけてダンスをしたり、ディナーのメニューにその土地でとれた食材を用いたその土地の料理などがふるまわれたりします。

例えば、保留地と呼ばれる特定地域に住んでいるカナディアンインディアンの伝統風習をとり入れて、サンダンスなどが踊られたりします。