結納の儀について

ロタ島のようにミクロネシアに浮かぶ島の多くは、大げさな結納の儀などを行うことはほとんどありません。
しかし、ロタ島はアメリカ領ですからアメリカの影響を受けて、お金持ちの間では婚約式などの簡素なパーティが行われています。

結婚式披露宴について

ロタ島では、男女が住み始めた時が結婚ということになります。
伝統的には、大きな結婚式披露宴を大きく行うことはなく、村で簡素なパーティが行われるようになっています。

村長の力は大きく村長の音頭で行われます。

結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?

ロタ島で結婚式披露宴に出席する人は結婚する男女の家族や親せき、そして普通結婚式は、花嫁側の村で執り行われますが、その村の住人が出席します。

日本のように出席者の数を前もって把握することはなく自由な形です。

結婚式にかかる費用について

結婚式は非常に簡素に行われますのでかかる金額はそれほど高くありません。

しかし披露宴でふるまわれる伝統的なロタ島の食事は新郎新婦の家族が材料を用意することになっていますので、祖食糧費を用意しなくてはいけません。

ご祝儀について

ロタ島の結婚式披露宴に出席する人はご祝儀を求められません。
もともとお金ではなく物品でやり取りをしてきたことも関係しているかもしれません。

しかし新しく新郎新婦の家を建設するときには村人みんなで手伝います。

引き出物の内容や数について

ロタ島では結婚式や披露宴に出席しても引き出物やプチギフトは配られません。
もちろんご祝儀も求められません。

村人にとって、結婚式披露宴は一つのお祭りとしてとらえており、みんなで楽しむものと考えられています。

二次会について

ロタ島では音楽と踊りが重要視されています。
バレンバトゥーザンなどの伝統楽器を用いた音楽とロタ島独特のゆったりとしたリズムの踊りを新郎新婦が踊り、他の出席者も続きます。

日本のようにカラオケやクラブに出かけるということはないですが、この音楽と踊りの部が二次会という位置づけになるでしょう。

結婚式後の風習について

結婚式後に新郎新婦は一緒に住み始めます。
その時に村人から晴れて正式な夫婦として認められるようになります。

ロタ島の家族の人数は大きいですから、結婚しても二人だけで済むのではなく、家族と一緒に住む形になります。

その他の地域独特の儀式やしきたり

ロタ島ではたくさんの種類のフルーツが取れます。
それでそのフルーツを結婚披露宴の時にはいつもよりもふんだんに用意されます。

フルーツには子孫繁栄の意味がありますので、結婚式にはうってつけの縁起物になります。