結納の儀について

韓国では結納金は400万円くらいが一般的ですが、ハムと呼ばれる大きな化粧箱の中には、新郎側が感謝を表す意味のお金や手紙などを入れて新婦の家に届けられる儀式がありますが、その箱は新郎新婦の無く友人たちが届ける役目があります。

結婚式披露宴について

韓国の結婚式は、どの地域でも日本に比べると比較的短いもので30分から長くても1時間程です。

披露宴会場は式場の隣にある事が多く、式を済ませたら皆で食事をしますが、この後に神聖な儀式があるのでイベントはやりません。

結婚式披露宴に招待するゲストや、人数は?

韓国では招待状を受け取っていない人も参加できるので参加者が百人以上になることも珍しくありませんし多くの人達に祝福されることが喜びとされています。

服装はフォーマルスタイルでもラフなスタイルでもOKですし、普段着など特に決まりはありません。

結婚式にかかる費用について

韓国では新郎新婦の両親が、結婚式の費用を折半で負担しますので新郎新婦たちが自分で出すことはありません。

そのため結婚式は壮大で豪華なものになることが多く、一生に一度の思い出となる結婚式には写真をたくさん撮ります。

ご祝儀について

韓国のご祝儀は多くの人が参加しやすい金額の3000円から5000円と決められていますので、日本よりも参加しやすいのが特徴です。

そのため知人や遠い親戚に近所の方などもご祝儀を持って集まるために結構な金額になるそうです。

引き出物の内容や数について

韓国の結婚式では基本的に日本のようにゲストに引き出物を贈ることはありませんが、最近では引き出物代わりに簡単なメッセージを添えたクッキーやチョコレートに餅などを来てくれた人達に配ることが流行ってるようですね。

二次会について

結婚式を終えた新婚夫婦は、日本のようなイベントや披露宴はやらないですぐに新婚旅行に旅立つのが基本です。

式の後にちょっとした宴がある地域もありますが、ほとんどはそのまま新婚旅行に行ってしまうことが多いみたいです。

結婚式後の風習について

結婚式後には必ず新郎の両親にナツメや干し肉を差し出すペベクと呼ばれる伝統儀式があります。

この時に新郎新婦は韓国伝統の衣服である韓服に着替えお世話になった両親に挨拶をします。このクンジョルと呼ばれる上級挨拶は、韓国ドラマ等でよく見る光景です。

その他、地域独特の儀式やしきたり

韓国では古くから新婦の親戚や近所の人が集まって新郎を取り囲む儀式があり、これは新郎いじめと呼ばれるもので棒で足の裏をひっぱたいたりちゃんぽん酒を一気飲みさせて苛めます。

新婦の家で料理や酒が運ばれてくると宴会が始まります。最近では披露宴後にも行われるそうです。