結婚式は人生の中で最も重要なイベントだと言っても過言ではありません。その為参列者からのお祝いに対する引き出物にも非常に気を配る必要があると言えます。
引き出物にももちろんマナーが有り、特に熨斗のかけ方に関しては特に注意が必要なポイントなります。

引き出物に対する熨斗のマナーを知ることで結婚式も気持ちよく行えるでしょう。

引き出物を渡す際に重要な熨斗と水引

引き出物は結婚式に参加して下さった参列者に対し、感謝の意を込めて渡す大事な贈り物だと言えます。

その為引き出物の中身も重要ではありますが、引き出物の上にかける熨斗や水引に関してもマナーを守った正しい熨斗や水引のかけ方が重要となってきます。

熨斗の表書きや水引の使い方が間違っていると、せっかくの引き出物もむしろ失礼になる場合もありますし、水引に関しては縁起が悪いという使い方になる場合も考えられるため、事前に熨斗や水引の正しい書き方、使い方を学んでおくことが重要となります。

熨斗が相手に与えるイメージとは

引き出物を参列者の人に渡した場合にまず目に入るのが、引き出物の上にかけてある熨斗の存在だと言えます。

この熨斗の表書きには実は重要な意味が込められており、表書きの書き方を誤ると引き出物を貰った人に対して在らぬ疑念を芽生えさせてしまう事にもなります。

熨斗の表書きには基本的には必ず結婚した両家の名前を入れるのがマナーとなっていますし、片方だけの名前を入れてしまうと新郎側、新婦側どちらの参列者に対しても非常に失礼な行為となってしまいます。

そのため熨斗が与えるイメージを重要視し、正しい表書きを書くことが必要不可欠になります。

熨斗の表書きの書き方

熨斗の表書きを書く場合、重要になるのが上段に書く内容と下段に書く内容の2つが重要となります。

まず上段に関してはこの贈り物が何であるのかを分かるようにするための内容を記載する必要があるため、結婚式の場合は基本的に「寿」を書くのが一般的だと言えます。

良くあるのが「記念品」や「内祝」といった内容の熨斗ですが、この場合結婚式ではこの言葉はふさわしくありませんので「寿」を使用するのが正解となります。

下段に書く内容は重要です

熨斗の下段に書く内容は、引き出物を贈る送り主の名前、この場合ですと結婚したふたりの名前を入れるのが基本となります。

名前を書く場合には大きく分けて3パターンあり、一つが新郎新婦の両家の名字を入れる場合、二つ目が新郎の姓名と新婦の名を入れる場合、三つ目が新郎新婦の名を入れる場合です。

この中で最も多いのが新郎新婦の両家の姓を入れる方法で、結婚式は両家の結びつきを表す式という側面もあるため、この書き方が最も良い方法と言えます。

新郎の姓名と新婦の名を入れる方法は、新郎側新婦側の参列者が要る場合にはあまり好ましくない場合もありますので、出来るだけ両家の名前を入れるのが問題のない方法と言えます。

熨斗と水引の組み合わせにも注意

引き出物の熨斗に気を配るのであれば必ず確認する必要があるのが水引です。
水引とは熨斗の上にかける赤と白の飾りで、この水引の種類も熨斗同様に重要な意味があります。

結婚式の引き出物の場合、この水引の使い方を間違えてしまうととても縁起の悪い引き出物となってしまう場合もありますので、必ず確認を行うようにしましょう。

引き出物に使用する水引は?

引き出物の熨斗の上にかける水引は、ほどけてしまう事のない、結び切り結び切りを使用します。

出産祝いやお祝いには、蝶結びですが、蝶結びはほどけてしまうので、結婚式のシーンでは使用しません。

熨斗と水引の両方を必ず確認しましょう。

引き出物の熨斗と水引に注意

引き出物は参列者に渡すためのとても縁起の良い贈り物といえます。
その為気持ちよく受け取ってもらうためにも熨斗の内容と水引の使用は必ずマナーに沿った書き方、使い方が必要となります。

ほんの些細なことではありますが、熨斗の印象が悪ければ参列者の人にも悪い印象を与えてしまうことになりますので、必ず熨斗や水引を確認するようにしましょう。